

|
未知なる輝き<41>
今、ここに ●写真家・映画監督 大西暢夫 |
|
写真家でもあり、映画監督でもある大西暢夫氏のご自宅の縁側には、前日に収穫したという大きな玉ねぎ。畑を借り、田んぼも共同で借りて、可能な限り「自分の食べるものを自分の手で」つくる暮らしを営むようになって8年。このような生活を始めたきっかけの一つが、岐阜県にある徳山村で、食べることと生きることがぴたりと重なっているようなお年寄りたちに出会ったことだと言います。
旬とは無関係にさまざまな野菜がスーパーに並ぶことを疑問に思うこともないから、ダムをつくらなければ間に合わないほどのエネルギーが必要となるのではないか。大西氏は都市で生活をしている自分とダムを繋げて考えるようになりました。 と同時に、ダムに沈むことが分かっていながらも、最後まで故郷で懸命に生きてきたお年寄りの姿にも惹かれていきます。何かしらの結果のためだけではなく「今、ここに」精いっぱい生きる人々の暮らしを大西氏に聞きました。 |