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2006年6月号
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独慎抄
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| 人間の本分の基本は日常生活の中にある 最後の宮大工といわれた故・西岡常一氏に徹底した宮大工の棟梁精神を叩き込まれた唯一の弟子である小川三夫氏は、 「つらいのが苦にならなくなって初めて仕事が覚えられるんだ。人のためにするのがつらかったり、苦になっているうちはまだまだ誰も何にも教えてくれないな。仕事場に行っても、研ぎ水を用意したり、あとかたづけをしたり、掃除をしたり、持って来いっていわれたものを取りに行ったり、そんな仕事ばっかりだ。……それが大事なんだ」 と道破する。ここに“道に自分を尽くしきる”本質─「It's my business!」の本質がある。 |
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【特集】It's my business!
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選びたる道はるか・情歌巡礼 ●作曲家 船村徹 歌謡界の重鎮が語る「己の道」 「遥かなる灯もとめて/今日もまたこの道をゆく/果てしなき道なれど/選びたる道なれば」 どんなに時代が変わろうとも、決して失ってはならない日本人の心の歌をつくり続けて半世紀…。北島三郎をして「左甚五郎に匹敵する名人芸」といわしめた作曲家・船村徹。彼は、いまなお「演歌巡礼」と称し、全国各地の福祉施設などを訪れ、自分の作品をギターで弾き語りする旅を続けている。 常に市井に生きる人々の視線を忘れぬ船村の原点には、何があったのか─。 ネジマキヤの六十年 ●中長時計店店主 中林信治 街の時間は私が守る 「ネジマキヤ」。中林信司さんが営む時計店の看板にはそう書かれている。彼が住む新潟県加茂市には古時計が多く、その古時計のねじを巻くのが中林さんの仕事の一つだった。終戦後すぐ、父の跡を継いで始めた仕事は60年以上も続いた。88歳になった現在でも店に立ち続ける中林さんが感じる仕事とは何か。 |
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| 【女の選択】 女性には、企てることなく力むことなく大業をやってのけるところがある。情熱と感性に生きる2人の女性に聞く─。 |
| 魂の自由人 ●評論家 金 美齢 感性と信念に忠実に生きたチャーミングな半生 台湾に生を受け、日本の大学に留学して学問・教育の道を歩む一方で、祖国の独立運動へ身を捧げ、李登輝政権誕生で芽生えた民主化の動きを機に、台湾現政権では国策顧問にまで上り詰めた金美齢さん。しかし、その生き様は壮快だ。彼女の半生を一言で斧すとすれば、「己の感性と信念に忠実に生きたチャーミングで偉大な人生」となるだろうか。そんな金美齢さんを突き動かした彼女の「自由なる魂」の源泉に迫る。 「幻の巴里」が輝く ●メタルビーズ作家 倉橋佳子 アール・デコとジャポニズムとの再会を果たさせた日本人主婦 アントル・ドゥ・ゲール(2つの世界大戦の間)に忽然と現れ、消えていったメタルビーズバッグ─。パリの社交界で熱狂的に支持されながら、戦争が終わったときには文献も機械も、職人もいなくなっていた。1970年代にパリの骨董店でメタルビーズバッグと出会った1人の日本人女性の手によって「幻のバッグ」はみごと復刻を果たした。 直径1ミリにも満たないビーズを作ることから始めた倉橋佳子さんに、復刻をやり遂げた力とその感性をさぐる。 |
| 動物園って何だろう? ●旭川市旭山動物園長 小菅正夫 人間性を回復する場所に来てください! 小菅園長がつくりたい動物園は、動物の世界から離れてしまったことで他の種との交流をなくしてしまい不安に陥っている人間に、「いのち」というものを伝えていくことが生物本来の役目なんですよ、というメッセージを伝えるものであること。そのために、さまざまな手法で、サーカスではない、動物本来の姿を見てほしいと願っている。頭で考えると、動物園の役割は分からない。野生、感性が動物園を生かす。 求めれば必ず天職に巡り合える ●アフラック創業者・最高顧問 大竹美喜 回り道がいちばんの近道だった 「がん保険」でスタートしたアフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)を国内最大の外資系生保に育て上げた一人の男は、いかにして天職と出会ったか─。 |
| 【緊急提言─日本の本分を考える】 |
| 「竹島問題を斬る」─本質を捉える戦略的外交─ ●原田武夫国際戦略情報研究所代表 原田武夫 このままではわが国は「フィリピン化」する! 「竹島問題」は、私たち日本人一人ひとりにとっていかなる意味を持っているのか。いかなる本質を私たちに提示しているのか。元外交官で、東アジア情勢に詳しい原田武夫氏に聞く「外交的視点から見たニッポン」とは─。 国家の本分─近現代史から学ぶ国家意識 ●東京大学教授 御厨貴 満州国建国の意思に学べ 資源を持たない国家・日本が21世紀に生き残っていくための国家目標とは何か。そして国家観、国家戦略とは─。現代日本の屈指の歴史家であり、特に近現代史に鋭い視点で迫る御厨貴氏に国際国家日本のあるべき「国家の本分」について聞く─。 |
| 【新連載】 | |
| 魂の独立宣言 青いペンキ・赤いペンキ論 |
●表現教育者 宮川俊彦 |
| 学び舎の窓から 2001・6・8の衝撃 |
●教育実践ゼミナール『響の会』会長 角田 明 |
| 【連載】 | |
| お墓参りは楽しい<48> 宮沢賢治 だれもが知っている「雨ニモ負ケズ」は、賢治の手帳に書かれたものとは違う言葉で読んでいる、と筆者は指摘する。賢治の作品が今日の人々に何を与えているのか……。 |
●作家・日本ペンクラブ常務理事 新井 満 |
| 黙さず語らん<17> 孤独は出発点である |
●作家 藤本義一 |
| 高橋史朗の第三の教育論<38> 全国に広がる「親学習」の動き |
●明星大学教授・埼玉県教育委員会委員長職務代理者 高橋史朗 |
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【グラビア】
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| COSMOGRAPHY | ●日本画家 千住 博 |
| 日に晒され風に吹かれ<124> | ●写真家 浅井愼平 |
| 一眼の彼方<6> | ●フォト・ジャーナリスト 井上和博 |
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【歴史エッセイ】
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| 日本の名山 その歴史と文化<73> 八溝山ー産金と修験の山ー |
●作家・文芸評論家 高橋千劔破 |
| 人生の指針を残した偉人たち<14> 徳川家康ー人間は挫折を知ることによって成長するー |
●明治学院大学教授 武光誠 |
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【好評連載】
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| 未知なる輝き<19> 一音の息吹に魂を響かせて |
●歌手、医師 アン・サリー |
| 長田百合子の体当たり奮戦記<38> 愚鈍を装った名君に学べ |
●エデュケイションライター 長田百合子 |
| リーダーの要諦<49> 『貞観政要』を読む |
●中国思想史家 疋田啓佑 |
| にっぽん人情小噺<6> 「おばあの灯台」 |
●落語家 三遊亭鳳豊 |
| ●表紙写真・奥田泉 |