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2005年2月号
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新連載 藤本義一のエッセイ「黙さず語らん」
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巻頭言 「他は是れ吾れにあらず」―おのれの「よるべ」
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ある高齢のお坊さんが炎天下で雑役をやっていた。若い人に任せればいいではないかと思って道元(曹洞宗の祖師)が尋ねると、「他は是れ吾れにあらず」(「他人がしたことは私がやったことにはならない」)と答えた。私たちは、便利な世の中にいながら、もっともっと便利になって、できることならすべてを誰かにやってもらいたいとさえ考える。しかし、そうして何が残るのか。最後に自分の頼りになるのは、手を抜いていない、楽をしていない自分自身でしかないのでは? 「おのれこそ、おのれのよるべ」と仏陀は言った。
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【特集】
「よるべ」の在り処 |
涙の向こうにある世界 『星の王子さま』は何をメッセージしていたか ●作家 高 史明 ●作家 青木新門 「美しいところは、目に見えない」「涙の国って、ふしぎ」という言葉が『星の王子さま』に出てくる。これは、どういうことなのか……。目に見えること、考えてわかること、それだけを頼りに私たちは生きている。しかし、実はそればかりではない体験を多くの人がしている。その一つが「涙」。大切な人を亡くしたときの涙によって初めて、大切だったこと、その人とのかかわり、自分のことがわかってくる。「いのちを大切にしよう」という言い方も、見えないものに気づくことから始まる。 日本式ルールを取り戻せ! 「個」が独立して「個独」なんだよ ●歌手 ジェリー藤尾 ●聞き手・構成…作家 小田豊二 騎士道と武士道は似ているようだ。イギリス人の母から「弱いものいじめはするな」「女性に手を上げるな」と教えられたジェリーさんは、大人になっても理不尽なことが許せず、芸能界でも一匹狼を貫いてきた。言うべきことは言う。損得勘定で生きるのは大嫌い。「日本式ルールを失っていないか」とジェリーさんは言う。いま、私たちに必要なのは「個」が独立したうえで社会という共同体をつくることではないか、とも提言する。 |
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| 僕の人生で代わりのきかないもの サッカーが導いた人生と夢 ●スポーツエッセイスト 羽中田 昌 羽中田氏はスポーツエッセイストであり、サッカー指導者でもある。彼の下半身は事故により動かない。浪人時代、事故に遭うまでは将来を嘱望された天才サッカー選手だった。本人も海外でのプレーを夢見ていた。事故がすべてを奪うはずだった。しかし羽中田氏のサッカーに対する情熱が、自力で夢を事故から奪い返した。彼を支えたものはいったいなんだろうか。 虐待の根を断ち切る「赦し」 虐待の根源にあるものとは? ●子ども虐待防止センター相談員 広岡智子 虐待のニュースが連日のように報道されている。なぜ虐待は起こるのか? 断ち切ることはできないのか? 子ども虐待防止センターの相談員・広岡さんが自らの子育て、自立援助ホームでさまざまな子どもたちと暮らした年月を通じて感じたものとは、「虐待」から子どもたちを救う糸口は、まず親が自分自身を「赦す」ことだった。 甘えた自分自身をはじき返す「踊り」 踊りは生きること、そして自分そのもの ●舞踏家 田中 泯 映画『たそがれ清兵衛』で圧倒的な存在感を示した田中泯。彼は世界的に有名な舞踏家である。彼は自らのホームページに『田中泯を生きること』と題した一文を載せている。そこには彼が、踊ることで世の中が見え、踊ることで人に憧れ、踊ることでもっと生きたいと書いてある。私たちは自分たちを突き動かす「なにか」をもっているだろうか。田中氏にとっての踊りを聞くことで、私たちも「なにか」をもつヒントが見えてくる。 【書籍部門第一弾記念企画】 「AQ」へ辿り着くまでの道程―閉じられた人間関係への挑戦 ●茨城大学講師 笠井よしつぐ ──「関係不全」という病に陥った日本社会を象徴するのが、教育の最前線・学校である。 その学校の主役である子どもたち、そしてその子どもたちに直接かかわる親、教師、地域社会に生きる人々の心の荒廃の原因が関係不全症候群という恐るべき病である。その恐るべき関係不全症候群の解消へ大きく歩を進めるシステムが「テトラS+1」である。 このたび、MOKU出版書籍第一号として上梓される『AQ 活性の魔術』は、その創始者である笠井よしつぐ氏が「テトラS+1」の全貌と実践的システムを、大変示唆深く、そしてわかりやすく、だれでも手軽に活用できるよう解説された実践的テキストである。そこで、笠井よしつぐ氏に、新しいテキストへの入門編・準備編として、「活性の魔術」が誕生するまでの道程及びその理論構成の背景を、三回にわたって聞く。 |
| 【好評連載】 | |
| 「まほろば」の循環史観<8> 葦原中国の起源II ―三種の神器・「剣」が問いかけるもの |
●四天王寺国際仏教大学教授・ 弁護士 中島尚志 |
| 高橋史朗の第三の教育論<特別対談> 本気でやります!教育の活性化 |
●埼玉県知事 上田清司 ●埼玉県教育委員会委員・ 明星大学教授 高橋史朗 |
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【グラビア】
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| 日に晒され風に吹かれ<108> | ●写真家 浅井愼平 |
| お墓参りは楽しい<33>萩原朔太郎 | ●作家・日本ペンクラブ常務理事 新井 満 |
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風と光の中で<24>出雲
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●文 千歳栄 写真 イシイヨシハル |
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【歴史エッセイ】
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| 日本の名山 その歴史と文化<57> 武尊山 | ●作家・文芸評論家 高橋千劔破 |
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歴史を変えた決断と名言<36>
自然の神秘に関心をもって生きよう |
●明治学院大学教授 武光誠 |
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【好評連載】
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| 未知なる輝き<3> 手縫いカバンに込めた「愛」 |
●革製品職人 野谷昌臣 |
| 長田百合子の体当たり奮戦記<22> 立ち直った親子とともにNPOを立ち上げます! |
●エデュケイションライター 長田百合子 |
| リーダーの要諦<33> 『貞観政要』を読む |
●中国思想史家 疋田啓佑 |
| 【ほっとニュース】 | |
| 新たな「韓流ブーム」の予感 | ●映画監督 イム・チャンサン |
| 【読者の作文コーナー】 | |
| 大事な人に伝えたい心のメッセージ | |
| 表紙・高史明氏……撮影・道岸勝一 |